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2020/11/04 08:47

大引け概況(詳報): 続伸、大統領選挙後の追加景気対策に期待 無料記事

 3日のNY株式市場は、買いが優勢となる展開。主要指標のダウ平均が前日比554.98ドル(2.06%)高の27480.03ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が202.96ポイント(1.85%)高の11160.57ポイントと続伸して取引を終えた。
 大統領選挙投開票日のこの日、市場では結果発表を前に特段の材料がなかったものの、「バイデン氏優勢」と伝えられるなか、選挙後の動向を楽観する流れとなった。「大規模な追加景気対策法案が早期に実施される」との見方が強まるなか、国債増発予想に伴う株高・ドル安・長期金利高が進んでいる。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち、エネルギーを除く10業種が上昇。なかでも金融セクターの上げが目立つ。長期金利の上昇による利ザヤの拡大期待で、銀行大手のバンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)とジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)がそれぞれ3.15%、2.53%ずつ上昇したほか、投資銀行大手のゴールドマン・サックス(@GS/U)とモルガン・スタンレー(@MS/U)がそれぞれ4.06%、3.65%ずつ買われた。
 資本財セクターも高い。航空機大手のボーイング(@BA/U)が3.40%高、軍用航空機大手のロッキード・マーチン(@LMT/U)が3.13%高、重電大手のゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が4.39%高と値を上げた。
 大型IT銘柄にも押し目買い。Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.46%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.03%高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.53%高と買われている。
 ただ、電子決済サービス大手のペイパル・ホールディングス(@PYPL/U)は4.23%安、通信半導体大手のスカイワークス・ソリューションズ(@SWKS/U)は2.34%安と値を下げた。両銘柄については、発表した足元の決算が上振れたものの、プラス材料視されなかった。


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