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2024/07/11 08:48

米国株大引け概況(詳報): 上昇、ナスダックとS&P500は連日最高値 無料記事

 10日のNY株式市場は、大型ハイテク株を中心に買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比429.39ドル(1.09%)高の3万9721.36ドルと反発し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が218.16ポイント(1.18%)高の1万8647.45ポイントと7日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、56.93ポイント(1.02%)高の5633.91ポイントと7日続伸で終了。引き続き、ナスダックとS&P500がともに最高値を切り上げている。
 11、12日に発表される6月CPIとPPI、今週末から銀行大手を皮切りに始まる決算発表シーズンなどを控え、やや出来高が少ないものの、買いの勢いが続く流れ。前日とこの日に行われたパウエルFRB議長の議会証言を受け、市場では利下げへの期待感が高まりつつある。長期金利を代表する10年債利回りは4.28%(↓0.02ポイント)にやや低下した。
 セクター別では、S&P500全11業種がすべて上昇。大型ハイテク株を含む情報技術やコミュニケーション、一般消費財のほか、ディフェンシブなヘルスケア、公益、景気動向に敏感な素材や資本財などが幅広く買われた。特に半導体銘柄が高い。4〜6月期の売上高が上振れたことでファウンドリー最大手の台湾積体電路製造(TSMC:@TSM/U)が3.54%高と反発したほか、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.69%高、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が3.87%高、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が4.00%高と値を上げた(SOX指数は2.42%高)。
 他の大型ハイテク株も堅調で、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.88%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.46%高と買われている。


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