2024/10/07 10:58
米国株週間相場見通し:高値圏で揉み合いか
今週のNY株式市場は、雇用指標の改善でソフトランディング期待が高まるなど地合いの良さを引き継ぎながらも、大幅利下げの観測が後退したことで上値が抑えられる場面も見られよう。
注目された9月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が市場予想を大幅に上回ったほか(8月分も上方修正)、失業率が前月から改善し、平均時給も予想に反し前月から伸びるという好結果。これにより、米経済がソフトランディングに向かうとの見方が強まり始めた形だ。
ただ、景気の底堅さによって米利下げペース加速の期待が薄らいだ点には注意を要する。次回11月のFOMCに関しては、利下げ幅が0.25%にとどまるとの予想が支配的になった。こうした中、米10年債利回りは9月中旬の3.6%から先週末には4%直前まで上昇している。
また外部要因として、中東情勢の混迷化に伴う原油価格の上昇もインフレ懸念につながる気がかり材料だ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
注目された9月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が市場予想を大幅に上回ったほか(8月分も上方修正)、失業率が前月から改善し、平均時給も予想に反し前月から伸びるという好結果。これにより、米経済がソフトランディングに向かうとの見方が強まり始めた形だ。
ただ、景気の底堅さによって米利下げペース加速の期待が薄らいだ点には注意を要する。次回11月のFOMCに関しては、利下げ幅が0.25%にとどまるとの予想が支配的になった。こうした中、米10年債利回りは9月中旬の3.6%から先週末には4%直前まで上昇している。
また外部要因として、中東情勢の混迷化に伴う原油価格の上昇もインフレ懸念につながる気がかり材料だ。
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