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2020/04/17 09:28

ダウ先物が引け後3%高、ギリアドやボーイングにコロナ絡みの好材料 無料記事

 16日引け後のアフターマーケットでは、米株先物が急伸。ヘルスケア大手ギリアド・サイエンシズ(@GILD/UA)や航空機大手ボーイング(@BA/UA)のポジティブニュースを追い風に、日本時間の17日9時21分現在、ダウ先物が780.00ドル(3.33%)高の24119.00ドルに上昇している。
 ギリアドは引け後に10%超の急騰。米ヘルスケアメディアの「スタット」がこの日伝えたところによると、シカゴ大学で行われている抗ウイルス薬「レムデシビル」の第3相臨床試験で、新型コロナウイルスに感染した患者125人(うち重症者が113人)のうちほとんどが治療後約1週間で退院した(死者は2人)。大規模な研究(重症患者2400人、中程度患者1600人)の一部にすぎないものの、市場でポジティブに受け止められている。ギリアド側は4月中に同臨床試験の結果を公表する予定だ。
 また、ボーイングはこの日、ワシントン州シアトル・ピュージェット湾地区の施設で来週から民間航空機の生産活動を段階的に再開すると発表した。新型コロナウイルスへの対応で先月から操業を一時停止していたが、来週20〜21日ごろに「737」「747」「767」「777」型機、23〜24日に「787」型機の生産を再開する(737MAXについては、生産再開に向けた作業の再開)。ただ、サウスカロライナ州の工場は、現在も操業を停止中だ。今週初めには、防衛製品の生産活動を再開している。


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