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2020/02/17 08:37

大引け概況(詳報): ダウ小幅安、ナスダックは反発 無料記事

 先週末14日のNY株式市場は、好悪材料が入り混じるなかでもみ合う展開。主要指標のダウ平均が前日比25.23ドル(0.09%)安の29398.08ポイントと小幅続落する一方、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が19.21ポイント(0.20%)高の9731.18ポイントと反発して取引を終えた(ナスダックは終値ベースで過去最高値を更新)。
 17日の休場(プレジデントデー)を含めた3連休を控え、前日終値を挟んだ動きに終始した。感染者数の急増で新型コロナウイルスの拡大懸念がくすぶる一方、米主要企業の決算が総じて堅調なことがプラス材料だ。また、「トランプ政権が中間層の株式投資に対する税制控除を検討している」と報じられたことも相場を下支えしている。
 セクター別では、REITや公益、生活必需品などディフェンシブ銘柄が堅調。再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が1.11%高、電力大手のデューク エナジー(@DUK/U)が1.17%高、日用品大手のプロクター&ギャンブル(@PG/U)が0.94%高、飲料大手のコカ・コーラ・カンパニー(@KO/U)が0.57%高と買われた。
 ハイテク・IT銘柄の一角も上昇。IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.89%高、ソフトウェア大手のアドビ(@ADBE/U)が1.29%高、顧客管理ソフト大手のセールスフォース・ドットコム(@CRM/U)が0.69%高、会計ソフト大手のインテュイット(@INTU/U)が2.17%高と値を上げた。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)は7.02%高と急伸。第4四半期(11〜1月)決算や第1四半期ガイダンスの上振れを受け、過去最高値を更新している。
 一方、エネルギーや素材、資本財など景気循環セクターは軟調。石油大手のシェブロン(@CVX/U)が1.42%安、鉱山開発大手のフリーポートマクモラン(@FCX/U)が2.93%安、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が1.24%安と値を下げた。


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