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2020/06/05 08:46

大引け概況(詳報):ダウ続伸、ナスダックは反落 無料記事

 4日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均が小幅ながら4日続伸し、前日比11.93ドル(0.05%)高の2万6281.82ドルで引ける一方、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は5日ぶりに反落し、67.10ポイント(0.69%)安の9615.81ポイントで終了した。
 この日大きく買われたのは航空セクター。「7月から米国内線の便数を前年の半分程度まで戻す」と発表したアメリカン・エアラインズ・グループ(@AAL/U)が41.10%高と急騰したことで、ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス(@UAL/U)が16.20%高、デルタ・エア・ラインズ(@DAL/U)が13.73%高と上昇した。これを受け、航空機大手のボーイング(@BA/U)も6.43%高と急伸。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、低迷していた航空機需要の回復期待が広がった格好だ。
 他のダウ平均構成銘柄では、素材化学大手ダウ(@DOW/U)が2.59%、建機大手キャタピラー(@CAT/U) が1.47%ずつ上昇している。
 セクター別では、S&P500指数を構成する11業種のうち3業種が上昇。なかでも金融の上げが目立つ。ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が4.82%上昇したのをはじめ、シティグループ(@C/U)が4.33%高、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が3.04%高、ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が2.08%高と値を上げた。
 一方、このところ値を上げていた情報技術は安い。マイクロソフト(@MSFT/U)が1.32%安と下落したほか、セールスフォース・ドットコム(@CRM/U)が2.03%安、ビザ(@V/U)が1.64%安、アップル(@APPL/U)が0.86%安と値を下げた。前日のナスダックが2月下旬以来の高値で終了していただけに、この日は利益確定の売りに押された格好だ。。


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