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2024/11/15 08:53 NEW!!

米国株大引け概況(詳報): ダウ反落、年内の利下げ期待がやや後退 無料記事

 14日のNY株式市場は、幅広いセクターが軟調な展開。主要指標のダウ平均が前日比207.33ドル(0.47%)安の4万3750.86ドルと反落し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が123.07ポイント(0.64%)安の1万9107.65ポイントと続落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、36.21ポイント(0.60%)安の5949.17ポイントと続落で引けている。
 先週の大統領選挙で結果が明らかになって以降、市場で「トランプトレード」が続いていたが、ここ数日で失速する流れ。この日は米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が「利下げを急ぐ必要はない」とややタカ派的な発言をしたことも逆風となった。「FedWatch」ツールでは、12月の利下げ確率が8割→6割ほどに下がっている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が下落。ヘルスケアや一般消費財のほか、景気動向に敏感な資本財、素材など幅広いセクターが売られた。製薬大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が3.15%安、医療保険大手のユナイテッドヘルス(@UNH/U)が2.10%安、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が5.77%安、リチウム大手のアルベマール(@ALB/U)が5.63%安、鉄鋼大手のニューコア(@NUE/U)が3.82%安、航空部品大手のゼネラル・エレクトリック(GEエアロスペース、@GE/U)が2.81%安、防衛コングロマリット大手のゼネラル・ダイナミックス(@GD/U)が6.88%安と値を下げている。
 一方、エネルギーと情報技術の2業種は小幅に逆行高。IT大手の一角が買われ、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.38%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.40%高と強含んだほか、石油大手のシェブロン(@CVX/U)が1.94%高と値を上げた。


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