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2024/10/24 08:49

米国株大引け概況(詳報): 下落、大型ハイテク株が安い 無料記事

 23日のNY株式市場は、大型ハイテク株を中心に幅広く売られる展開。主要指標のダウ平均が前日比409.94ドル(0.96%)安の4万2514.95ドルと3日続落し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が296.48ポイント(1.60%)安の1万8276.65ポイントと6営業日ぶりに反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、53.78ポイント(0.92%)安の5797.42ポイントと続落で引けている。
 前週まで6週続伸していたこともあり、金利上昇に伴って調整しつつある格好。堅調な米経済を背景に「利下げペースが緩やかになる」との思惑がくすぶっていることが逆風となった。米国債の売りが続くなか、長期金利を代表する10年債利回りは4.25%(↑0.04ポイント)に上昇している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が下落(REITと公益は上昇)。大型ハイテク株を含む一般消費財、情報技術、コミュニケーションの3業種が1%余り売られた。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.81%安、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が2.16%安、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が3.15%安、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.40%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.63%安と売り込まれている。
 決算発表銘柄では、太陽光発電向けマイクロインバーターを手掛けるエンフェーズ・エナジー(@ENPH/U)が14.92%安、ハードディスク(HDD)大手のシーゲイト・テクノロジー(@STX/U)が8.10%安と下げが目立った。このほか、集団食中毒でファストフード大手のマクドナルド(@MCD/U)が5.12%安と急落している。


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