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2023/11/13 08:56

米国株大引け概況(詳報): 反発、半導体関連などハイテク株が高い 無料記事

 先週末10日のNY株式市場は、ハイテク株を中心に幅広く押し目買いが広がる展開。主要指標のダウ平均が前日比391.16ドル(1.15%)高の3万4283.10ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が276.66ポイント(2.05%)高の1万3798.11ポイントとそろって反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、67.89ポイント(1.56%)高の4415.24ポイントと反発して引けている。
 ファウンドリー世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC:@TSM/U)が発表した10月売上高が2月以来の増収を記録したことが追い風(単月では過去最高)。半導体市況の回復に対する期待感が膨らむなか、SOX指数は4.04%高を記録した。ただ、インフレ懸念も依然くすぶる状態。この日発表された11月のミシガン大学消費者信頼感指数では、1年先のインフレ期待が4.2→4.4%(市場予想:約4.0%)、5年先のインフレ期待が3.0→3.2%(市場予想:約3.0%)に上振れている。米国債は売られ、長期金利を代表する10年債利回りが4.65%(↑0.03ポイント)とやや上昇した。
 セクター別では、S&P500全11業種がすべて上昇。なかでも大型ハイテク株を含む情報技術、コミュニケーション、一般消費財などの上げが目立つ。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が2.19%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.49%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.95%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.56%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.10%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が2.22%高と値を上げた(マイクロソフトは過去最高値を更新)。半導体装置も買われ、アプライド・マテリアルズ(@AMAT/U)が5.25%高、ラム・リサーチ(@LRCX/U)が5.41%高、KLA(@KLAC/U)が5.50%高と急伸している(KLAは過去最高値を更新)。


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