2024/08/02 08:36
米国株大引け概況(詳報): 急反落、景気後退懸念が再燃
1日のNY株式市場は、半導体銘柄や景気敏感株を中心に売られる展開。主要指標のダウ平均が前日比494.82ドル(1.21%)安の4万347.97ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が405.26ポイント(2.30%)安の1万7194.14ポイントとそろって反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、75.62ポイント(1.37%)安の5446.68ポイントと反落で終了。小型株を代表するラッセル2000指数は、68.32ポイント(3.03%)安の2186.16ポイントで引けている。
悪化傾向の経済統計を踏まえ、景気後退の不安や利下げが遅すぎるとの懸念が再び強まる流れ。週間の新規失業保険申請件数が24万9000件と市場予想(約23万6000件)を大きく上回ったほか、7月のISM製造業景況感指数が46.8(市場予想:約48.8%)と前月の48.5からさらに悪化した。市場心理を示すVIX指数(恐怖指数)は18.59(↑2.23)に上昇している。相対的に安全な米国債への買いが増え、長期金利を代表する10年債利回りは3.98%(↓0.05ポイント)と「4%」の大台を割り込んだ(今年2月以来の低水準)。
セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が下落。大型ハイテク株を含む情報技術(↓3%超)、一般消費財(↓2%超)のほか、景気動向に敏感なエネルギー(↓2%超)や資本財(↓2%弱)などのセクターが売られた。好決算でSNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が4.83%高と買われたものの、前日に急伸した半導体関連が改めて売り込まれ、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が6.67%安、通信半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が8.50%安、モバイル半導体大手のクアルコム(@QCOM/U)が9.37%安と急反落している(SOX指数は7.14%安)。景気敏感株も苦戦し、石油大手のシェブロン(@CVX/U)が4.89%安、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が4.24%安、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が3.92%安と値を下げた。
一方、ディフェンシブな公益や生活必需品など5業種は上昇。電力大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が2.62%高、サザン・カンパニー(@SO/U)が4.85%高、日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(@PG/U)が3.07%高、医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が3.50%高と値を上げた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
悪化傾向の経済統計を踏まえ、景気後退の不安や利下げが遅すぎるとの懸念が再び強まる流れ。週間の新規失業保険申請件数が24万9000件と市場予想(約23万6000件)を大きく上回ったほか、7月のISM製造業景況感指数が46.8(市場予想:約48.8%)と前月の48.5からさらに悪化した。市場心理を示すVIX指数(恐怖指数)は18.59(↑2.23)に上昇している。相対的に安全な米国債への買いが増え、長期金利を代表する10年債利回りは3.98%(↓0.05ポイント)と「4%」の大台を割り込んだ(今年2月以来の低水準)。
セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が下落。大型ハイテク株を含む情報技術(↓3%超)、一般消費財(↓2%超)のほか、景気動向に敏感なエネルギー(↓2%超)や資本財(↓2%弱)などのセクターが売られた。好決算でSNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が4.83%高と買われたものの、前日に急伸した半導体関連が改めて売り込まれ、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が6.67%安、通信半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が8.50%安、モバイル半導体大手のクアルコム(@QCOM/U)が9.37%安と急反落している(SOX指数は7.14%安)。景気敏感株も苦戦し、石油大手のシェブロン(@CVX/U)が4.89%安、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が4.24%安、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が3.92%安と値を下げた。
一方、ディフェンシブな公益や生活必需品など5業種は上昇。電力大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が2.62%高、サザン・カンパニー(@SO/U)が4.85%高、日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(@PG/U)が3.07%高、医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が3.50%高と値を上げた。
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