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2024/07/23 08:53

米国株大引け概況(詳報): 反発、半導体・大型IT株に買い戻し 無料記事

 週明け22日のNY株式市場は、大型ハイテク株を中心に買い戻される展開。主要指標のダウ平均が前日比127.91ドル(0.32%)高の4万415.44ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が280.63ポイント(1.58%)高の1万8007.57ポイントとそろって反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、59.41ポイント(1.08%)高の5564.41ポイントと反発で終了。小型株を代表するラッセル2000指数も、36.30ポイント(1.66%)高の2220.65ポイントと反発して引けている。
 先週の下落を受けて、この日は押し目買いが入る流れ。週末にバイデン大統領が大統領選から撤退し、ハリス副大統領を候補として支持したものの、あまり材料視されなかった。市場の注目は、23日から本格化する企業決算の動向に移っているようだ。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇(エネルギーと生活必需品は下落)。大型ハイテク株を含む情報技術やコミュニケーションなどが幅広く買われた。先週下げていた半導体関連が買われ、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.76%高、通信半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が2.36%高、半導体装置大手のアプライド・マテリアルズ(@AMAT/U)が6.28%高と値を上げている(SOX指数は4.00%高)。このほか、大型ハイテク株の一角も買い戻され、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が5.15%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.23%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が2.26%高で引けた。
 他の個別動向では、サイバーセキュリティ企業の クラウドストライク(@CRWD/U)が13.46%安と大幅続落。ソフトウェア更新の不具合で先週末に起こった大規模システム障害を受け、複数ブローカーが格下げに動いたことが嫌気された。


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