17日のNY株式市場は、ハイテク株を中心に軟調な展開。主要指標のダウ平均が前日比45.66ドル（0.12％）安の3万7753.31ドルと反落し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が181.88ポイント（1.15％）安の1万5683.37ポイントと4日続落で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、29.20ポイント（0.58％）安の5022.21ポイントと4日続落で引けている。
　小高く寄り付いたが、半導体銘柄を中心にじりじりと売りに押された。第1四半期の受注額が市場予想を下回った半導体装置大手ASMLホールディング(@ASML/U)が7.09％安と急落したことで、他の半導体関連にも売りが波及。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が3.87％安、英半導体設計大手のアーム・ホールディングス(@ARM/U)が11.99％安などと売り込まれている（SOX指数は3.25％安）。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が下落。情報技術や資本財、一般消費財などのセクターが売られた。前述した半導体銘柄のほか、ビッグテック銘柄も弱含み。IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.66％安、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.81％安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.11％安と値を下げている。
　一方、公益や生活必需品など4業種は逆行高。発電設備大手のGEベルノバ(@GEV/U)が3.60％高、再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が3.39％高、飲料大手のペプシコ(@PEP/U)が1.18％高と値を上げた。
　決算発表銘柄への反応はまちまち。決算が上振れた航空大手のユナイテッド・エアラインズ(@UAL/U)が17.45％高と急伸する一方、保険大手のトラベラーズ(@TRV/U)が7.41％安、運送大手のJBハント・トランスポート・サービシズ(@JBHT/U)が8.12％安と急落した。


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