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2024/09/18 08:58

米国株大引け概況(詳報): 小動き、ナスダックは小反発 無料記事

 17日のNY株式市場は、前日終値を挟んでもみ合う展開。主要指標のダウ平均が前日比15.90ドル(0.04%)安の4万1606.18ドルとやや反落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が35.93ポイント(0.20%)高の1万7628.06ポイントと反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、1.49ポイント(0.03%)高の5634.58ポイントとほぼ横ばいで引けている。
 主要3指数がプラス圏で寄り付いたものの、その後の上値は重かった。17〜18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、様子見ムードがくすぶっている(「FedWatch」ツールによると、0.50%利下げの確率は6割強)。この日発表された主要統計は、「ソフトランディング」期待を肯定するもの。8月小売売上高が前月比0.1%増(市場予想:約0.2%減)、8月鉱工業生産指数が前月比0.8%上昇(市場予想:約0.2%上昇)とそろって上振れている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が上昇。景気動向に敏感なエネルギーや資本財、大型ハイテク株を含む一般消費財やコミュニケーションなどのセクターが上げた。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.30%高、 コノコフィリップス(@COP/U)が2.60%高、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が1.65%高、投資会社のバークシャー・ハサウェイ(@BRK .B/U)が1.08%高と買われている。また、大型ハイテク株が引き続き堅調。EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.08%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が0.81%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が0.57%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.88%高と強含んだ。
 一方、ディフェンシブなヘルスケアや生活必需品などの5業種は下落。製薬大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が1.88%安、医療保険大手のユナイテッドヘルス(@UNH/U)が1.90%安、小売大手のウォルマート(@WMT/U)が2.43%安、たばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(@PM/U)が2.17%安と値を下げた。


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