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2024/06/21 08:51

米国株大引け概況(詳報): ダウ3日続伸、エヌビディア安でナスダック反落 無料記事

 休場明け20日のNY株式市場は、半導体銘柄に利食い売りが入るなかで他のセクターに資金が流れる展開。主要指標のダウ平均が前営業日比299.90ドル(0.77%)高の3万9134.76ドルと3日続伸する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が140.64ポイント(0.79%)安の1万7721.59ポイントと8営業日ぶりに反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、13.86ポイント(0.25%)安の5473.17ポイントと小反落で引けている。
 相場の上げをけん引してきたGPU大手エヌビディア(@NVDA/U)が一時的な上昇から反転。幅広いAI関連銘柄に利益確定売りが入った。エヌビディアが3.54%安、ブロードコム(@AVGO/U)が3.77%安、クアルコム(@QCOM/U)が5.12%安、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が6.04%安と軒並み急落している(SOX指数は2.69%安)。米国債はやや下落。長期金利を代表する10年債利回りは4.26%(↑0.04ポイント)に上昇した。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇。原油高でエネルギー(↑2%弱)が買われたほか、公益、金融、コミュニケーション、一般消費財など幅広いセクターが強含んだ。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)が2.16%ずつ上昇し、再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が2.87%高、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が3.50%高、金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)が0.85%高と値を上げている。一部の大型ハイテク株も底堅く、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が0.71%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.80%高で引けた。
 一方、半導体銘柄が含まれる情報技術など3業種は下落。前述したエヌビディアのほか、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が2.15%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.14%安と弱含んだ。


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