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2024/10/22 09:04

米国株大引け概況(詳報): 金利上昇でダウ反落、ナスダックは小幅続伸 無料記事

 週明け21日のNY株式市場は、大型ハイテク株が底堅い半面、金利上昇で幅広く売られる展開。主要指標のダウ平均が前日比344.31ドル(0.80%)安の4万2931.60ドルと4営業日ぶりに反落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が50.46ポイント(0.27%)高の1万8540.01ポイントと小幅ながら4日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、10.69ポイント(0.18%)安の5853.98ポイントと弱含んで引けている。小型株を代表するラッセル2000指数は、36.38ポイント(1.60%)安の2239.71ポイントと下落した。
 ダウ平均とS&P500が先週末に最高値を更新した後、この日は高値警戒感で利益確定売りが優勢となった。金利上昇も相場の逆風。堅調な米経済を背景に「利下げペースが緩やかになる」との思惑で米国債が売られ、2年債利回りが4.03%(↑0.08ポイント)、10年債利回りが4.20%(↑0.12ポイント)と上昇している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が軒並み下落。ヘルスケアや金融、生活必需品など幅広いセクターが売られた。金利の上昇で消費関連銘柄や住宅建設関連銘柄が安い。住宅建設大手のDRホートン(@DHI/U)が4.26%安、レナー(@LEN/U)が4.39%安、ホームセンター大手のホーム・デポ(@HD/U)が2.07%安、ディスカウントストア大手のターゲット(@TGT/U)が3.78%安、家電量販店大手のベスト・バイ(@BBY/U)が3.09%安と値を下げている。また、医療保険銘柄も軟調で、シグナ(@CI/U)が4.69%安、CVSヘルス(@CVS/U)が3.60%安と売られた。
 一方、情報技術セクターは逆行高。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.14%高と急伸して最高値を更新したほか、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.63%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が0.45%高と強含んだ。


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