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2024/10/29 09:07

米国株大引け概況(詳報): 上昇、原油値下がりなどが支援材料 無料記事

 週明け28日のNY株式市場は、決算発表の佳境を前に買いが入る展開。主要指標のダウ平均が前営業日比273.17ドル(0.65%)高の4万2387.57ドルと反発し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が48.58ポイント(0.26%)高の1万8567.19ポイントと3日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、15.40ポイント(0.27%)高の5823.52ポイントと強含んで引けている。小型株を代表するラッセル2000指数も、36.07ポイント(1.63%)高の2244.07ポイントと上昇した。
 今週に大型ハイテク株の決算発表が相次ぐことを控えるなか、それら銘柄の上昇が相場を支えた。ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が0.81%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が0.86%高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.86%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が0.30%高と値を上げている。また、地政学リスクの後退に伴う原油先物の急落(↓6%)も投資マインドの改善に寄与した。金利上昇基調が続いていることは懸念材料だが(10年債利回りは4.28%と0.04ポイント上昇)、主要3指数ともにプラス圏で引けている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇(エネルギーと情報技術は下落)。金融、素材、公益、コミュニケーションなど幅広いセクターが買われた。金融大手のゴールドマン・サックス(@GS/U)が2.14%高、鉄鋼大手のニューコア(@NUE/U)が4.42%高、リチウム大手のアルベマール(@ALB/U)が4.95%高、 カジノ大手のMGMリゾーツ・インターナショナル(@MGM/U)が3.37%高、航空大手のアメリカン・エアラインズ(@AAL/U)が3.42%高、クルーズ大手のカーニバル(@CCL/U)が4.83%高と値を上げている。中国ADR銘柄も買われ、アリババ(@BABA/U)とJDドット・コム(@JD/U)がそれぞれ2.58%、4.36%ずつ上昇した。


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