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2021/01/05 15:02

大引け概況(詳報): 反落、利益確定売りに押される 無料記事

 連休明け4日のNY株式市場は、利食い売りに押される展開。主要指標のダウ平均が前営業日比382.59ドル(1.25%)安の30223.89ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が189.83ポイント(1.47%)安の12698.45ポイントとそろって反落して取引を終えた。
 初商いのこの日、寄り付きで主要株価指数が最高値を更新する場面がみられたものの、高値警戒感でその後は利益確定売りの圧力が高まった。また、5日のジョージア州上院決選投票を控え、結果を見極めたいとの様子見スタンスも強まっている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち(エネルギーを除く)10業種が軒並み下落。なかでも大型IT銘柄の下げが目立つ。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が2.47%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.16%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.13%安、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が3.30%安と値下がりした。そのほか、航空機大手のボーイング(@BA/U)が5.30%安、飲料大手のコカ・コーラ・カンパニー(@KO/U)が3.79%安と売られている。
 コロナ禍からの回復が期待される銘柄群も下落。クルーズ大手のカーニバル・コーポレーション(@CCL/U)が5.91%安、ロイヤル・カリビアン・グループ(@RCL/U)が5.32%安、ホテル大手のマリオット・インターナショナル(@MAR/U)が5.42%安、カジノ大手のウィンリゾーツ(@WYNN/U)が5.26%安、クチコミ系ローカル情報サイト大手のイェルプ(@YELP/U)が8.82%安と値を下げた。
 昨年上場したばかりの銘柄や小型成長株の一角も急落。ゲーム開発用ソフトウエアのユニティ・ソフトウェア(@U/U)が6.12%安、クラウド経由でAI(人工知能)を提供するシースリーエーアイ(@AI/U)が13.51%安、クラウド運用監視システム大手のデータドッグ(@DDOG/U)が7.32%安、新興セキュリティソフトベンダーのクラウドストライク・ホールディングス(@CRWD/U)が5.35%安と売られた。
 一方、産金銘柄は高い。バリック ゴールド(@GOLD/U)とニューモント(@NEM/U)がそれぞれ8.08%、5.44%ずつ上昇した。NY金が4日続伸したことが好感されている。


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