2020/09/14 10:23
◇週間相場見通し:不安定な地合いか
今週のNY株式市場は、投資家心理が冷え込む中で上値の重い展開が続きそうだ。先週末11日はNYダウとS&P500指数が小幅高で引けたものの、ハイテク株が売られる中でナスダックは続落した。
ハイテク株に売りが継続していることに加え、経済対策の遅れが警戒され始めていることも買いを手控えさせる要因。米上院は先週、共和党が提出した5000億ドルの経済対策案を事実上否決。民主党が求めてきた地方への支援強化や家計への現金給付を排除する内容だったため、与野党双方にまったく歩み寄る動きが見られなかった。米大統領選後まで追加対策が先延ばしになる、との観測も台頭している。また、航空会社向けの雇用維持策が今月末に失効することもあり、中長期の景気見通しが更に悪化するとの不安心理が根強い。
ただ、今週のFOMC(15 16日)で初めて明らかにされる2023年の金利見通しについて、超低金利政策の長期化が確認される公算が高いことはマーケットにプラス。下支え要因になると期待されるため、相場が大きく崩れる可能性は低そうだ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
ハイテク株に売りが継続していることに加え、経済対策の遅れが警戒され始めていることも買いを手控えさせる要因。米上院は先週、共和党が提出した5000億ドルの経済対策案を事実上否決。民主党が求めてきた地方への支援強化や家計への現金給付を排除する内容だったため、与野党双方にまったく歩み寄る動きが見られなかった。米大統領選後まで追加対策が先延ばしになる、との観測も台頭している。また、航空会社向けの雇用維持策が今月末に失効することもあり、中長期の景気見通しが更に悪化するとの不安心理が根強い。
ただ、今週のFOMC(15 16日)で初めて明らかにされる2023年の金利見通しについて、超低金利政策の長期化が確認される公算が高いことはマーケットにプラス。下支え要因になると期待されるため、相場が大きく崩れる可能性は低そうだ。
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