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2024/10/30 09:03

米国株大引け概況(詳報): ダウ反落、ナスダックは4日続伸で最高値 無料記事

 29日のNY株式市場は、大型ハイテク株が買われる半面、他の銘柄が売られる展開。主要指標のダウ平均が前日比154.52ドル(0.36%)安の4万2233.05ドルと反落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が145.56ポイント(0.78%)高の1万8712.75ポイントと4日続伸で取引を終えた(ナスダックは過去最高値を更新)。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、9.40ポイント(0.16%)高の5832.92ポイントと強含んで引けている。
 金利の上げが一服したことが追い風。長期金利を代表する10年債利回りは一時4.33%余りまで上昇したが、結局4.25%(↓0.03ポイント)に低下した。10月の消費者信頼感指数が好調だったことで一時上昇したものの、7年債の入札が好調だったほか、9月のJOLT求人件数が市場予想を下回ったことなどが影響している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち2業種が上昇。大型ハイテク株を含むコミュニケーション、情報技術がともに1%余り買われた。今週に最新決算を発表するネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.66%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.62%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.26%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.29%高と値を上げている。半導体関連も買われ、ブロードコム(@AVGO/U)が4.20%高、アドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が3.96%高、半導体装置大手のラム・リサーチ(@LRCX/U)が3.79%高と上昇した(SOX指数は2.31%高)。・
 一方、他の9業種は軒並み下落。ディフェンシブな公益や生活必需品、景気動向に敏感なエネルギー、素材などが幅広く売られた。決算・ガイダンス絡みで、自動車大手のフォード・モーター(@F/U)が8.44%安、住宅建設大手のDRホートン(@DHI/U)が7.24%安、決済大手のペイパル・ホールディングス(@PYPL/U)が3.96%安、製薬大手のファイザー(@PFE/U)が1.39%安と値を下げた。


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