18日のNY株式市場は、幅広い銘柄で利益確定売りが優勢になる展開。主要指標のダウ平均が前日比533.06ドル（1.29％）安の4万0665.02ドルと7営業日ぶりに反落したほか、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が125.70ポイント（0.70％）安の1万7871.22ポイントと続落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、43.68ポイント（0.78％）安の5544.59ポイントと続落で終了。小型株を代表するラッセル2000指数も、41.38ポイント（1.85％）安の2198.29ポイントと続落して引けている。市場心理を示すVIX指数（恐怖指数）は15.93（↑1.45）と連日で上昇した。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が下落（エネルギーのみ逆行高）。ヘルスケアや金融、一般消費財、素材などのセクターで下げが目立った。製薬大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が6.26％安、医薬品・医療機器大手のアボット・ラボラトリーズ(@ABT/U)が4.40％安、金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)が3.18％安、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が5.32％安、FA機器大手のロックウェルオートメーション(@ROK/U)が5.35％安と値を下げている。
　大型ハイテク株はまちまち。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.63％高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が3.00％高と買い戻されたものの、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が2.05％安、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.86％安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.22％安と続落した。
　他の個別銘柄では、宅配ピザ大手のドミノ・ピザ(@DPZ/U)が13.57％安と急落。最新決算で売上高が市場予想並みにとどまったことが嫌気された。一方、住宅建設大手のDRホートン(@DHI/U)は10.10％高と急伸。最新決算が上振れたほか、40億ドルの自社株買い計画を発表したことが好感されている。


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