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2024/05/20 08:49

米国株大引け概況(詳報): まちまち、ダウ平均は終値で初の4万ドル超え 無料記事

 先週末17日のNY株式市場は、前日終値を挟んでもみ合う展開。主要指標のダウ平均が前日比134.21ドル(0.34%)高の4万0003.59ドルと反発する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が12.35ポイント(0.07%)安の1万6685.97ポイントと小幅続落して取引を終えた。ダウ平均が終値ベースで「4万ドル」の大台を超えるのは今回が初めて。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、6.17ポイント(0.12%)高の5303.27ポイントと小反発で引けている。
 2営業日前(15日)に主要3指数が軒並み最高値を更新した後、やや方向感を欠いた値動きが続いている状態。4月の消費者物価指数(CPI)が鈍化したことで、金利動向や景況観を巡る見方が交錯している。米国債が売られ、長期金利を代表する10年債利回りは4.42%(↑0.04ポイント)に上昇した。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が軒並み上昇。景気動向に敏感なエネルギー(↑1%超)、素材、金融、一般消費財などのセクターが強含んだ。原油続伸で石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.50%高と買われたほか、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が4.21%高、金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)が1.15%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が1.50%高、カフェチェーン大手のスターバックス(@SBUX/U)が3.41%高と値を上げている。
 一方、情報技術や生活必需品など3業種は弱含み。半導体銘柄の一角が売られ、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.99%安、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が2.03%安、半導体装置大手のラム・リサーチ(@LRCX/U)が3.27%安と値を下げている。



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