詳細
検索 (期間指定)
期間

2024/07/09 08:32

米国株大引け概況(詳報): 小動き、ナスダックとS&P500は最高値 無料記事

 週明け8日のNY株式市場は、先週末終値を挟んでもみ合う展開。主要指標のダウ平均が前営業日比31.08ドル(0.08%)安の3万9344.79ドルと小反落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が50.98ポイント(0.28%)高の1万8403.74ポイントと小幅に5日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も5.66ポイント(0.10%)高の5572.85ポイントと5日続伸で終了。先週末に続き、ナスダックとS&P500はともに最高値を切り上げている。
 今週半ばに発表されるインフレ指標(6月CPI、PPI)のほか、今週末から銀行大手を皮切りに始まる決算発表シーズンを控え、市場はやや様子見ムード。半導体銘柄が買われる一方、その他大型ハイテク株の一角が売られるなどまちまちな流れだった。長期金利を代表する10年債利回りは4.28%とほぼ横ばいで推移している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち5業種が上昇。情報技術、素材、資本財などのセクターが強含んだ。特に半導体関連銘柄の上げが目立ち、エヌビディア(@NVDA/U)が1.88%高、ブロードコム(@AVGO/U)が2.50%高、インテル(@INTC/U)が6.15%高、アドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が3.95%高と上昇している(SOX指数は1.93%高)。
 一方、コミュニケーションやエネルギー、生活必需品など6業種は下落。SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が1.96%安、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が0.77%安と値を下げたほか、飲料大手のコカ・コーラ(@KO/U)とペプシコ(@PEP/U)が1.25%、1.38%ずつ下落している。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース