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2024/08/07 08:56

米国株大引け概況(詳報): 反発、急落後の押し目買いで 無料記事

 6日のNY株式市場は、前日の急落を受けて買い戻しが入る展開。主要指標のダウ平均が前日比294.39ドル(0.76%)高の3万8997.66ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が166.77ポイント(1.03%)高の1万6366.85ポイントとそろって反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、53.70ポイント(1.04%)高の5240.03ポイントと反発で引けている。
 先週末から続いた売りの勢いは、いったんストップ。株価下落の要因とされる米景気後退に対する警戒感、「円キャリートレードの巻き戻し」に対する不安は依然くすぶるものの、日本株が週明けの暴落から6日に急反発したこともあり、過度な懸念がやや後退した。市場心理を示すVIX指数(恐怖指数)は前日に一時65.73まで急上昇したが、この日は27.71(↓10.86)に下がっている。
 セクター別では、S&P500全11業種がすべて上昇。金融や資本財、コミュニケーションや情報技術など幅広く買われた。大型ハイテク株では、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が3.78%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.13%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が3.86%高と値を上げている。また、金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)が2.79%高、航空機エンジンメーカーのゼネラル・エレクトリック(GEエアロスペース、@GE/U)が2.47%高、素材化学大手のダウ(@DOW/U)が2.88%高と買われた。
 決算発表に対する反応も良好。配車大手のウーバー・テクノロジーズ(@UBER/U)が10.93%高、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が3.04%高と値を上げている。


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