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2024/05/10 08:49

米国株大引け概況(詳報): ダウ7日続伸、年内の利下げ期待が強まる 無料記事

 9日のNY株式市場は、ディフェンシブ銘柄や景気敏感銘柄を中心に買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比331.37ドル(0.85%)高の3万9387.76ドルと7日続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が43.50ポイント(0.27%)高の1万6346.26ポイントと反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、26.41ポイント(0.51%)高の5214.08ポイントと反発で引けている。
 年内の利下げが期待されていることが引き続き相場の追い風。この日発表された週間の失業保険申請件数が昨年8月以来の高水準をつけたことで、同期待がさらに強まった格好だ。米国債は買われ、長期金利を代表する10年債利回りが4.45%(↓0.04ポイント)に低下した。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が軒並み上昇。REITや公益、ヘルスケアのほか、景気動向に敏感なエネルギー、素材、資本財などのセクターが幅広く買われた。電力大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が2.38%高、コンステレーション・エナジー(@CEG/U)が3.80%高、NRGエナジー(@NRG/U)が7.83%高、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.97%高、シェブロン(@CVX/U)が1.79%高、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が2.24%高、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が2.11%高と値を上げている。
 一方、情報技術セクターは下落。IT大手のアップル(@AAPL/U)やマイクロソフト(@MSFT/U)がそれぞれ1.00%高、0.43%高と強含んだが、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.84%安、半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が1.49%安と値を下げた。また、売上高ガイダンスがやや弱かった英半導体設計大手のアーム・ホールディングス(@ARM/U)が2.34%下落している。


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