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2019/12/19 08:44

大引け概況(詳報):ダウ6日ぶり反落、ナスダックは続伸 無料記事

 18日のNY株式市場は、新規材料に欠けるなかで終日もみ合う展開。主要指標のダウ平均は6日ぶりに反落し、前日比27.88ドル(0.10%)安の2万8239.28ドルで引けた。一方、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は小幅ながら上昇し、4.38ポイント(0.05%)高の8827.73ポイントと6日続伸して取引を終えている。
 この日は、先週後半から上昇を続けていたダウ平均の主力銘柄が利益確定の売りに押された。ウォルト・ディズニー(@DIS/U)が1.00%安に沈んだのをはじめ、アップル(@APPL/U)が0.24%安、マイクロソフト(@MSFT/U)が0.21%安、ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が0.10%安と値を下げている。
 米政局の不透明感も重荷。ウクライナ疑惑を巡って米下院でこの日、トランプ大統領を弾劾する決議案の審議が続いた(民主党が優勢な下院では可決される可能性が高いが、共和党が主導する上院では否決されるとの見方が強い)。
 セクター別では、資本財の下げが目立つ。ミサイル・防衛システム大手のレイセオン(@RTN/U)が1.67%安と下落したほか、統合テクノロジー大手のハネウェル・インターナショナル(@HON/U)が1.19%安、コングロマリットのゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が1.17%安、多国籍企業のユナイテッド・テクノロジーズ(@UTX/U)が0.61%安と売られている。
 このほか、物流大手のフェデックス(@FDX/U)が10.03%安と急落。前日引け後に発表された9〜11月期業績が下振れたことや、20年5月期通期の調整後EPSの見通しを下方修正したことなどが逆風だ。


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