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2024/11/21 09:08 NEW!!

米国株大引け概況(詳報): 小動き、エヌビディア決算控え様子見 無料記事

 20日のNY株式市場は、やや弱含んだ後、引けにかけて戻す展開。主要指標のダウ平均が前日比139.53ドル(0.32%)高の4万3408.47ドルと小反発する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が21.33ポイント(0.11%)安の1万8966.14ポイントと小反落で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、0.13ポイント(0.00%)高の5917.11ポイントとほぼ横ばいで引けている。
 GPU大手エヌビディア(@NVDA/U)の決算発表を引け後に控え、やや様子見ムードがくすぶる状態。人工知能(AI)支出の動向が注視されている。また、ウクライナが英国製長距離ミサイルでロシアを初攻撃するなど、ロシア〜ウクライナ間の地政学リスクの高まりも警戒されている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が上昇。ヘルスケアやエネルギーなどのセクターが買われた。医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が3.25%高、アムジェン(@AMGN/U)が2.83%高、医療保険大手のユナイテッドヘルス(@UNH/U)が4.07%高、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.43%高、鉄鋼大手のニューコア(@NUE/U)が2.41%高と値を上げている。
 一方、大型ハイテク株を含む一般消費財や情報技術のほか、金融などのセクターは弱含み。前述したエヌビディアが0.76%安と小幅に下げたほか、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が0.85%安、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が1.15%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.55%安、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.25%安と値を下げた。
 他の個別動向では、ディスカウントストア大手のターゲット(@TGT/U)が21.97%安と急落。最新決算が下振れ、利益ガイダンスを引き下げたことが嫌気されている。


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