詳細
検索 (期間指定)
期間

2024/10/07 09:08

米国株大引け概況(詳報): 反発、雇用統計の上振れを好感 無料記事

 4日のNY株式市場は、市場予想を上回る雇用統計の内容が好感される展開。主要指標のダウ平均は前日比341.16ドル(0.81%)高の4万2352.75ドルと反発し、4日ぶりに史上最高値を更新した。ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数も219.38ポイント(1.22%)高の1万8137.85ポイントと反発。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、51.13ポイント(0.90%)高の5751.07ポイントとそろって反発して引けている。
 4日に公表された9月の米雇用統計では、非農業部門・雇用者数の伸びが予想を大幅に上回り、8月分が上方修正された。また失業率が前月から改善し、平均時給も予想に反し前月から伸びている。これにより、米経済がソフトランディング(軟着陸)できるとの見方が一段と高まった格好だ。
 米利下げペース加速の期待が薄れ、米10年債利回りが上昇したことを嫌気する売りが散見したものの、指数は引けにかけて上昇の勢いを増している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種がプラス。金融や一般消費財、コミュニケーション、エネルギーなどの上昇が目立った。ジェイピー・モルガン・チェース (@JPM/U)が3.55%高、アメリカン・エキスプレス(@AXP/U)が3.02%高と値を上げている。
 一方、公益事業と不動産はさえない。電力大手のデュークエナジー(@DUK/U)が1.48%安、再生可能エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が1.41%安と値を下げた。



内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース