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2024/08/13 08:52

米国株大引け概況(詳報): 小動き、主要統計の発表控え様子見 無料記事

 週明け12日のNY株式市場は、先週末終値を挟んでもみ合う展開。主要指標のダウ平均が前営業日比140.53ドル(0.36%)安の3万9357.01ドルと反落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が35.31ポイント(0.21%)高の1万6780.61ポイントと小幅に3日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、0.23ポイント(0.00%)高の5344.39ポイントとほぼ横ばいで引けている。
 先週の不安定な取引後、やや様子見ムードが漂う状態。今週は13日に生産者物価指数(PPI)、14日に消費者物価指数(CPI)、15日に小売売上高といった主要インフレ・消費指標の発表が相次ぐ予定だ。中東を巡る地政学リスクの高まりでNY原油先物が4%余り上昇し、市場心理を示すVIX指数(恐怖指数)は20.71(↑0.34)と下げ止まり。米国債はやや買われ、長期金利を代表する10年債利回りは3.90%(↓0.04ポイント)に低下した。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が下落(下落率は全て0.7%未満)。コミュニケーション、資本財、生活必需品、金融などのセクターが弱含んだ。ケーブルTV大手のチャーター・コミュニケーションズ(@CHTR/U)が3.75%安、メディア・エンターテインメント大手のワーナー・ブラザース・ディスカバリー(@WBD/U)が4.48%安、航空機大手のボーイング(@BA/U)が2.25%安、日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(@PG/U)が2.19%安と値を下げている。
 一方、情報技術、エネルギー、公益の3業種は強含み。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.08%高、サーバー大手のスーパー・マイクロ・コンピューター(@SMCI/U)が6.33%高と値を上げた。


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