詳細
検索 (期間指定)
期間

2024/05/17 08:55

米国株大引け概況(詳報): 小反落、ダウ平均一時4万ドル乗せも買い続かず 無料記事

 16日のNY株式市場は、朝高後にやや弱含む展開。主要指標のダウ平均が前日比38.62ドル(0.10%)安の3万9869.38ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が44.07ポイント(0.26%)安の1万6698.32ポイントとそろって小幅に反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、11.05ポイント(0.21%)安の5297.10ポイントと反落で引けている。
 前日に主要3指数が軒並み最高値を更新したことに続き、この日もダウ平均が一時初の「4万ドル」乗せを記録したものの、買いの勢いが続かなかった。年内の利下げ期待が引き続き支援材料だが、この日はNY連銀のウィリアムズ総裁がCPIの伸び鈍化を歓迎する一方、早期の利下げを唱えるには不十分との見解を示している。米国債は戻り売りに押され、長期金利を代表する10年債利回りが4.38%(↑0.08ポイント)に上昇した。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が下落(下落率は全て0.8%未満)。景気動向に敏感な素材や資本財、エネルギーのほか、一般消費財などのセクターが幅広く弱含んだ。鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が2.93%安、建設用骨材大手のマーティン・マリエッタ・マテリアルズ(@MLM/U)が5.06%安、建機レンタル大手のユナイテッド・レンタルズ(@URI/U)が4.38%安、農機大手のディア(@DE/U)が4.73%安、住宅建設大手のDRホートン(@DHI/U)が4.19%安、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が2.59%安と値を下げている。
 一方、生活必需品セクターのみ逆行高。好決算で小売大手のウォルマート(@WMT/U)が6.99%高と買われたほか、飲料大手のペプシコ(@PEP/U)が2.03%高、ディスカウントショップ大手のダラー・ゼネラル(@DG/U)が3.92%高と値を上げている。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース