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2024/04/23 08:32

米国株大引け概況(詳報): ダウ続伸、ナスダックも反発 無料記事

 週明け22日のNY株式市場は、中東不安が後退するなかで押し目買いが入る展開。主要指標のダウ平均が前営業日比253.58ドル(0.67%)高の3万8239.98ドルと3日続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が169.30ポイント(1.11%)高の1万5451.31ポイントと7営業日ぶりに反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、43.37ポイント(0.87%)高の5010.60ポイントと反発して引けている。
 先週にハイテク株が連日売られただけに、この日は買い戻しが優勢となった。イラン側がイスラエルとの紛争を激化するつもりがないと表明したことを受け、中東情勢を巡る過度な懸念がいったん後退したことが相場の追い風となっている(原油先物は小反落)。今週はIT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)やメタ・プラットフォームズ(@META/U)、アルファベット(@GOOGL/U)など主要IT企業を含め、S&P500構成銘柄の4割近くが最新決算を発表する見通し。企業業績の動向とハイテク株の下落基調が続くかどうかに市場の注目が集まっている。
 セクター別では、S&P500全11業種が全て上昇。先週下げが目立った情報技術のほか、金融、公益、生活必需品など幅広いセクターが買われた。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.35%高、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が2.20%高、金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)が1.94%高、ゴールドマン・サックス(@GS/U)が3.30%高、再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が1.57%高、日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(@PG/U)が1.52%高と値を上げている。
 他の個別動向では、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が3.40%安と6日続落。週末に製品価格の更なる値下げを発表したことが嫌気された。


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