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2024/07/04 08:52

米国株大引け概況(詳報): まちまち、ナスダックとS&P500は最高値 無料記事

 3日のNY株式市場は、祝日前の短縮取引だったが、大型ハイテク株を中心に買われる展開。主要指標のダウ平均は前日比23.85ドル(0.06%)安の3万9308.00ドルと小反落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が18188.30ポイントと3日続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、28.01ポイント(0.51%)高の5537.02ポイントと3日続伸で終了。ナスダックとS&P500はともに連日で最高値を切り上げている。
 早期の利下げ期待が追い風。この日発表された6月ADP雇用統計が下振れた上、6月のISMサービス業景況感指数も景況判断の分かれ目となる「50」を割れる結果で、米経済の減速を改めて示した。米国債は買われ、長期金利を代表する10年債利回りは4.36%(↓0.07ポイント)に低下している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が上昇。大型ハイテク株を含む情報技術や一般消費財のほか、景気動向に敏感な素材、エネルギー、資本財などのセクターが買われた。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.57%高、通信半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が4.40%高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.58%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が6.54%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が0.42%高と値を上げている。
 一方、ヘルスケアや生活必需品など4業種は弱含み。製薬大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が1.05%安、メルク(@MRK/U)が1.58%安、医療保険大手のユナイテッドヘルス(@UNH/U)が1.67%安と値を下げた。
 なお、4日は独立記念日で休場となる。


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