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2020/09/11 10:45

大引け概況(詳報):反落、ハイテク株に再び売り 無料記事

 10日のNY株式市場は、大型ハイテク株を中心に売られる展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって反落し、それぞれ前日比405.89ドル(1.45%)安の2万7534.58ドル、221.97ポイント(1.99%)安の1万919.59ポイントで取引を終えた。
 米景気の先行き不透明感がマイナス材料。米上院で提出された新型コロナウイルス追加経済対策法案について、採決に向けた動議が否決されたことが逆風だ。また、週間の新規失業保険申請件数が88万4000件にとどまり(前週から横ばい)、市場予想(約85万件)より悪かったことも懸念されている。
 こうした流れを受け、先週後半から値を下げている大型ハイテク株を中心に幅広く売られた。個別では、アップル(@APPL/U)が3.27%安、アマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.86%安、マイクロソフト(@MSFT/U)が2.80%安、フェイスブック(@FB/U)が2.06%安に沈んだ。
 ハイテク以外のセクター別では、原油在庫が予想外に増加したことが嫌気されたエネルギーの下げがきつい。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)が2.50%、2.35%ずつ下落したほか、石油・天然ガス開発のEOGリソーシズ(@EOG/U)が9.22%安、油田探査のシュルンベルジェ(@SLB/U)が4.84%安、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が4.47%安と売られている。
 一方、植物性代替肉メーカーのビヨンドミート(@BYND/U)は3.52%高。欧州最大の豚肉輸出国のドイツでアフリカ豚コレラ(ASF)の発生が確認されたことから、「米国産豚肉の輸出が増える」との思惑で買われている。


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