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2023/11/14 08:40

米国株大引け概況(詳報): 小動き、10月CPIの発表控え様子見 無料記事

 週明け13日のNY株式市場は、前営業日終値を挟んでもみ合う展開。主要指標のダウ平均が前営業日比54.77ドル(0.16%)高の3万4337.87ドルと小幅続伸する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が30.37ポイント(0.22%)安の1万3767.74ポイントと小反落で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、3.69ポイント(0.08%)安の4411.55ポイントと小反落で引けている。
 10月消費者物価指数(CPI)の発表を翌14日に控え、やや様子見ムードが漂う状態。先々週、先週と主要株価指数が大きく上昇してきただけに、上げ基調を一服した格好だ。米国債は小幅に上昇。格付け会社ムーディーズが先週末10日の引け後、米国の格付け見通しを「ステーブル」→「ネガティブ」に引き下げたことが警戒されていたものの、あまり材料視されなかった。長期金利を代表する10年債利回りは4.64%(↓0.01ポイント)にやや下がっている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち5業種は上昇。エネルギーや資本財、ヘルスケアや生活必需品などのセクターが買われた。原油続伸で石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.05%高と続伸したほか、航空機大手のボーイング(@BA/U)が4.01%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が4.22%高、医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が2.51%高、医療機器大手のボストン・サイエンティフィック(@BSX/U)が4.17%高と値を上げている。ボーイングに関しては、ドバイ航空ショーで複数の注文を受けたほか、米中首脳会談に合わせて中国側が「737MAX」の購入再開を検討しているとの観測が報じられたことが追い風となった。
 一方、先週大きく買われた情報技術、コミュニケーションのほか、公益や金融など6業種は弱含み。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.86%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.81%安、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が1.52%安、再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が1.16%安と値を下げている。


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