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2024/10/09 08:58

米国株大引け概況(詳報): 反発、ハイテク主導で買われる 無料記事

 9日のNY株式市場は、主力ハイテク株の上昇が相場を支える展開。主要指標のダウ平均は前日比126.13ドル(0.30%)高の4万2080.37ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数は259.02(1.45%)高の1万8182.92ポイントとそろって反発した。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、55.19ポイント(0.97%)高の5751.13ポイントと反発で引けている。
 新製品に対する期待が強まる中、AI(人工知能)ブームをけん引する半導体大手エヌビディア(@NVDA/U)が4.05%上昇。ハイテク株全般の追い風となった。エヌビディアの大口発注先である台湾・鴻海精密工業の経営陣は8日、「エヌビディアのAI向け半導体に対する需要が『クレイジー』だ」と発言し、旺盛な需要に対応するため大型工場をメキシコで建設していることを明らかにしている。
 また、過度なインフレ懸念が後退したこともプラス。原油相場の上昇が一服したことで(WTI原油先物は4.6%安で6日ぶり反落)、物価高に伴う金利上昇の警戒感がやや薄らいだ形だ。
 セクター別では、S&P500全11業種のエネルギーと素材を除く9業種がプラス。中でも情報技術の上げが目立った。急伸したエヌビディアのほかでは、業務用ソフト大手のオラクル(@ORCL/U)が2.59%高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.84%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.26%高で取引を終えている。
 一方、大きく売られらたエネルギーの個別動向は、コノコフィリップス(@COP/U)が3.42%安、エクソン・モービル(@XOM/U)が2.66%安、シェブロン(@CVX/U)が1.57%安などとなっている。



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