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2024/11/05 09:00 NEW!!

米国株大引け概況(詳報): 反落、米大統領選前に様子見ムード 無料記事

 週明け4日のNY株式市場は、総じてやや軟調な展開。主要指標のダウ平均が前営業日比257.59ドル(0.61%)安の4万1794.60ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が59.94ポイント(0.33%)安の1万8179.98ポイントとそろって反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、16.11ポイント(0.28%)安の5712.69ポイントと反落で引けている。
 5日に投開票される米大統領・議会選挙を控え、市場ではやや様子見ムードがくすぶる。連邦公開市場委員会(FOMC)を6〜7日に控えていることもあり、やや持ち高を減らす動きが多かった。株式がやや売られる半面、米国債は買われ、2年債利回りが4.16%(↓0.05ポイント)、10年債利回りが4.28%(↓0.10ポイント)に下がった。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が下落。公益や金融、ヘルスケアのほか、大型ハイテク株を含むコミュニケーション、一般消費財などが幅広く軟調だった。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が2.47%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.09%安、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.14%安、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が1.14%安と値を下げている。また、投資会社のバークシャー・ハサウェイ(@BRK .B/U)や製薬大手のイーライ・リリー(@LLY/U)もそれぞれ2.18%、1.56%ずつ売られた。
 一方、エネルギーや素材など4業種は上昇。原油先物の4日続伸を受け、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が3.18%高、オキシデンタル・ペトロリアム(@OXY/U)が2.00%高と値を上げた。
 他の個別動向では、ダウ平均の構成銘柄に採用されたGPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が0.48%高、塗料・コーティング大手のシャーウィン・ウィリアムズ(@SHW/U)が4.59%高と買われている。一方、同構成銘柄から外れる半導体大手インテル(@INTC/U)が2.93%安、素材科学大手のダウ(@DOW/U)が2.08%安と売られた。


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