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2024/10/28 09:04

米国株大引け概況(詳報): ダウ続落、ナスダックは続伸 無料記事

 先週末25日のNY株式市場は、金利の上昇を背景にまちまちな展開。主要指標のダウ平均が前日比259.96ドル(0.61%)安の4万2114.40ドルと続落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が103.12ポイント(0.56%)高の1万8518.61ポイントと続伸して取引を終えた(ナスダックは場中で一時、過去最高値を更新)。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、1.74ポイント(0.03%)安の5808.12ポイントと弱含みで引けている。
 主要3指数は朝方に総じてプラス圏で寄り付いたが、金利の上昇が相場の重しとなった。堅調な米経済を背景に「利下げペースが緩やかになる」との思惑がくすぶるなか、長期金利を代表する10年債利回りは4.24%(↑0.04ポイント)に上昇している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が下落。公益や金融、生活必需品などのセクターが売られた。再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が1.67%安、金融大手のゴールドマン・サックス(@GS/U)が2.27%安、保険大手のトラベラーズ(@TRV/U)が2.31%安、ファストフード大手のマクドナルド(@MCD/U)が2.97%安、通信キャリア大手のTモバイルUS(@TMUS/U)が3.08%安と値を下げている。
 一方、大型ハイテク株を含むコミュニケーション、情報技術など4業種は上昇。ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.50%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が0.96%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が0.81%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.81%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が3.34%高と値を上げた。


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