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2024/07/02 08:51

米国株大引け概況(詳報): 反発、大型ハイテク株などが高い 無料記事

 週明け1日のNY株式市場は、大型ハイテク株を中心に強含む展開。主要指標のダウ平均が前日比50.66ドル(0.13%)高の3万9169.52ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が146.70ポイント(0.83%)高の1万7879.30ポイントとそろって反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、14.61ポイント(0.27%)高の5475.09ポイントと反発で引けている。
 景気悪化懸念で下落銘柄数が多いものの、指数寄与度の高い銘柄の上げがカバーする流れ。この日発表された6月ISM製造業景況感指数は48.5(市場予想:約49.1)にやや下落したため、景気敏感セクターの売りにつながった。米国債の下落で、長期金利を代表する10年債利回りは4.46%(↑0.06ポイント)に上昇。利下げ期待がくすぶるものの、大統領選討論会で共和党候補のトランプ氏が優勢になったことで、財政赤字拡大やインフレ加速が意識されたとの見方が出ている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち5業種が上昇。大型ハイテク株を含む情報技術、一般消費財のほか、金融などのセクターが堅調だった。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が2.91%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.19%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.04%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が6.05%高、金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)が1.58%高、ゴールドマン・サックス(@GS/U)が2.51%高と値を上げている。
 一方、景気動向に敏感な素材や資本財、ディフェンシブな公益や生活必需品などの6セクターは下落。農機大手のディア(@DE/U)が3.38%安、FA機器大手のロックウェル・オートメーション(@ROK/U)が3.55%安、産業ガス大手のリンデ(@LIN/U)が2.25%安、エアプロダクツ・アンド・ケミカルズ(@APD/U)が4.15%安と値を下げた。消費関連も軟調で、クルーズ大手のノルウェージャン・クルーズ・ライン(@NCLH/U)が5.91%安、カーニバル(@CCL/U)が5.40%安、カジノ大手のシーザーズ・エンターテインメント(@CZR/U)が5.01%安と売り込まれている。


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