詳細
検索 (期間指定)
期間

2024/07/16 08:58

米国株大引け概況(詳報): ダウ4日続伸で最高値、エネルギーや金融が高い 無料記事

 週明け15日のNY株式市場は、景気敏感株や小型株を中心に買われる展開。主要指標のダウ平均が前営業日比210.82ドル(0.53%)高の4万0211.72ドルと4日続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が74.12ポイント(0.40%)高の1万8472.57ポイントと続伸して取引を終えた(ダウ平均は過去最高値)。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、15.87ポイント(0.28%)高の5631.22ポイントと続伸して終了。小型株を代表するラッセル2000指数は、 38.76ポイント(1.80%)高の2187.02ポイントと4日続伸で引けている。
 早期利下げ期待で買われていた先週末の勢いを継ぐ流れ。また、週末13日に起こったトランプ氏の暗殺未遂事件とそれに伴うトランプ氏が勝利する確率の上昇を受け、規制緩和や法人減税など市場に友好的な政策への期待感も膨らみつつある格好だ(ただ、長期金利を代表する10年債利回りは4.23%と0.05ポイント上昇)。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が上昇。景気動向に敏感なエネルギーや資本財、金融などのセクターが買われた。好決算で金融大手のゴールドマン・サックス(@GS/U)が2.57%高と値を上げたほか、投資・保険持株会社大手のバークシャー・ハサウェイ(@BRK .B/U)が2.35%高、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.71%高、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が3.03%高と上昇している。
 一方、ディフェンシブな公益や生活必需品、ヘルスケアなど5業種は下落。再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が6.62%安、電力大手のコンソリデーテッド・エジソン(@ED/U)が2.09%安、ディスカウントショップ大手のダラー・ゼネラル(@DG/U)が4.12%安と値を下げた。また、太陽光関連のエンフェーズ・エナジー(@ENPH/U)やファースト・ソーラー(@FSLR/U)がそれぞれ5.26%、8.50%ずつ売られている。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース