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2020/12/18 09:06

大引け概況(速報):主要3指数が上昇、そろって最高値更新 無料記事

 17日のNY株式市場は、好地合いが続く中で買われる展開。ダウ平均が前日比148.83ドル(0.49%)高の3万303.37ドルと反発し、ナスダック総合指数が106.56ポイント(0.84%)高の1万2764.75ポイントと続伸した。両指数が終値ベースでそろって過去最高値を更新したほか、S&P500指数も0.58%高の3722.48ポイントと最高値を付けている。
 米追加経済対策の協議継続がプラス。与党・共和党のマコーネル上院院内総務が同対策を巡る超党派合意が「近づいている」と述べたほか、野党・民主党のペロシ下院議長が「民主党は合意形成に向けて進んでいる」と説明するなど、両党の歩み寄り姿勢が鮮明になってきた。
 新型コロナワクチンについて、2例目の緊急使用許可が審査されたことも支援材料。食品医薬品局(FDA)の諮問委員会はこの日、モデルナが開発した同ワクチンを承認するよう引け後に勧告した(場中は審査が継続)。早ければ18日にも、FDAによる使用許可が出される見通しだ。
 こうした動きを受け、幅広い銘柄が上昇。S&P500指数を構成する全11業種のうち9業種が買われた。なかでも素材の上げが目立つ。産金のニューモント(@NEM/U)が2.32%高、肥料のモザイク(@MOS/U)が2.12%高、建材のバルカン・マテリアルズ(@VMC/U)が1.34%高、工業用素材・事務用品のスリーエム(@MMM/U)が0.71%高と値を上げた。
 ヘルスケアも高い。ジョンソン・エンド・ジョンソン(@JNJ/U)が2.32%上昇したほか、サーモ・フィッシャー・サイエンティフィック(@TMO/U)が1.56%高、アボット・ラボラトリーズ(@ABT/U)が1.34%高、アムジェン(@AMGN/U)が1.23%高と買われている。
 他の個別動向では、コンサルティング大手のアクセンチュア(@ACN/U)が6.88%高と急伸。この日発表された9〜11月期業績で売上高と調整後の希薄化後EPSが上振れたほか、21年8月期通期ガイダンスを上方修正したことが刺激材料だ。


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