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2020/11/02 08:39

大引け概況(詳報): 反落、大型IT銘柄が安い 無料記事

 先週末10月30日のNY株式市場は、大型IT銘柄の主導で売られる展開。主要指標のダウ平均が前日比157.51ドル(0.59%)安の26501.60ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が274.00ポイント(2.45%)安の10911.59ポイントとそろって反落して取引を終えた。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が下落。前日引け後に決算を発表したEコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が5.45%安、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が5.60%安、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が6.31%安と急落したため、これらの銘柄が属する一般消費財、情報技術、コミュニケーションなどのセクターで下げが大きい。3銘柄ともに業績が上振れたものの、プラス材料視されていない。ただ、同じく決算を発表した検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)は3.80%上昇した。
 他のネガティブ要因は、米国で新型コロナウイルスの感染が再拡大していること。30日の1日あたり新規感染者数が9万9000人を超え、過去最多を更新している。
 一方、バリュー株・景気敏感株は比較的しっかり。金融、エネルギーの2セクターが逆行高となった。銀行大手のジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)とバンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)がそれぞれ0.90%、0.68%ずつ上昇したほか、石油大手のシェブロン(@CVX/U)が1.02%高、油田サービス大手のハリバートン(@HAL/U)が3.79%高と値を上げている。
 このほか、金鉱株も上昇。産金大手のニューモント(@NEM/U)が4.14%高、バリック ゴールド(@GOLD/U)が2.14%高と買われた。


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