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2024/02/13 08:53

米国株大引け概況(詳報): ダウ反発で最高値、ナスダックは反落 無料記事

 週明け12日のNY株式市場は、ハイテク銘柄以外の幅広い銘柄が強含む展開。主要指標のダウ平均が前営業日比125.69ドル(0.33%)高の3万8797.38ドルと反発する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が48.11ポイント(0.30%)安の1万5942.55ポイントと5営業日ぶりに反落して取引を終えた(ダウ平均は過去最高値を更新)。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、4.77ポイント(0.09%)安の5021.84ポイントと弱含んだ。一方、小型株を代表するラッセル2000指数は、35.27ポイント(1.75%)高の2045.26ポイントと3日続伸で引けている。
 先週末にS&P500指数が史上初めて「5000ポイント」の大台に達した後、市場では13日発表予定の1月消費者物価指数(CPI)を控え、やや様子見ムード。主要3指数が先週までに5週続伸したこともあって高値警戒感がみられるなか、年初から上げが目立っていた銘柄が利益確定売りに押される一方、それ以外の銘柄に資金が移動している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が上昇。ディフェンシブな公益、生活必需品のほか、景気動向に敏感なエネルギーや素材などが買われた。再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が1.71%高、飲料大手のペプシコ(@PEP/U)が1.75%高、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.38%高、リチウム大手のアルベマール(@ALB/U)が3.72%高と値を上げている。また、シェール同業エンデバー・エナジー・リソースの買収を発表した石油・天然ガス開発大手のダイヤモンドバック・エナジー(@FANG/U)も9.38%高と買われた。
 一方、大型ハイテク株を含む情報技術、一般消費財などのセクターは弱含み。IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.26%安、ソフトウェア大手のアドビ(@ADBE/U)が2.45%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.21%安、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が2.81%安と値を下げた。


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