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2025/11/17 08:50

米国株大引け概況(詳報): まちまち、ナスダックは4日ぶり反発 無料記事

 先週14日のNY株式市場は、序盤の軟調さから持ち直す展開。主要指標のダウ平均が前日比309.74ドル(0.65%)安の4万7147.48ドルと続落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が30.23ポイント(0.13%)高の2万2900.59ポイントと小幅ながら4日ぶりに反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、3.38ポイント(0.05%)安の6734.11ポイントとほぼ横ばいで終了。50日移動平均線(6704ポイント)を一時的に割り込んだ後、再び上回っている。
 寄り付きはここ数日とほぼ同様、大型ハイテク株を中心に売られる流れとなったが(一時的にダウ平均が1.25%安、ナスダックが1.89%安、S&P500が1.34%安まで下落)、その後は一部のAI関連銘柄を中心に買い戻しが入った。年内の追加緩和期待が後退していることが引き続き逆風となっているものの、VIX指数(恐怖指数)は一時23.03まで急上昇した後、19.83(↓0.17)に低下している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち4業種が上昇。エネルギーや情報技術といったセクターが底堅かった。翌週に決算発表を控えたGPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.77%高と反発したほか、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.37%高、業務用ソフト・クラウド大手のオラクル(@ORCL/U)が2.43%高、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が4.17%高と買われた。
 一方、素材や金融、コミュニケーションなど7業種は軒並み下落。金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)が1.90%安、クレジットカード大手のビザ(@V/U)が1.80%安、医療保険大手のユナイテッドヘルス(@UNH/U)が3.21%安、製薬大手のブリストル・マイヤーズ・スクイブ(@BMY/U)が4.07%安、スポーツ用品大手のナイキ(@NKE/U)が2.82%安と値を下げている。


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