23日のNY株式市場は、大型ハイテク株を中心に買いが続く展開。主要指標のダウ平均が前日比79.73ドル(0.16％)高の4万8442.41ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が133.01ポイント(0.57％)高の2万3561.84ポイントとそろって4日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、31.30ポイント(0.46％)高の6909.79ポイントと4日続伸で終了。終値ベースで過去最高値を更新している。ただ、小型株を代表するラッセル2000指数は、17.66ポイント（0.69％）安の2541.12ポイントと反落した。
　クリスマス週の2日目も堅調な流れ。今週は24日がクリスマスイブで半日取引、25日がクリスマスで休場となる予定だ。市場参加者が少なく、総じて薄商いだが、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)や半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)がそれぞれ3.00％、2.31％ずつ上昇するなど、AI関連銘柄の一角が底堅く推移した。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が上昇。大型ハイテク株を含むコミュニケーションや情報技術といったセクターが買われたほか、エネルギー、公益などのセクターも強含んだ。前述したエヌビディアやブロードコムのほか、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.51％高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.48％高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.62％高と値を上げている。
　一方、ディフェンシブな生活必需品やヘルスケアなど4業種はやや軟調。小売大手のウォルマート(@WMT/U)が1.51％安、食品・飲料大手のペプシコ(@PEP/U)が2.29％安、医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が0.45％安と弱含んだ。


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