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2025/03/03 09:17

米国株週間相場見通し:神経質な値動きか 無料記事

 今週のNY株式市場は、景気不安と利下げ期待が入り混じる中で方向感を欠く展開か。
 先週発表された米マクロ指標は、景気悪化を示すものが相次ぐ状態。2月の消費者信頼感が2021年8月以来の大幅低下を強いられ、前週の新失業保険申請件数も今年の最高(最悪)水準に達した。また、トランプ大統領が対中追加関税を更に10%課すと述べたほか、メキシコやカナダに対する25%関税の導入(4日実施予定)を改めて強調したことも世界や米国の経済にとって逆風だ。
 AI相場の熱狂も冷め気味と言える。エヌビディアの決算が良好だったにもかかわらず、同社の株価は反落。事前の期待感が高すぎたことが原因で、6日発表されるブロードコムも同じ流れになることが懸念されている。
 もっとも、利下げ観測が再浮上してきたことはプラス。景気が急速に悪化した場合、FRBが利下げに前向きにならざるを得ないためだ。実際、10年債利回りは再び4.2%台まで低下し、2年債利回りも5カ月ぶりに4%を割り込んだ。インフレ懸念が一時より後退したことも支援材料。1月の米個人消費支出統計(PCE)価格指数が前年比で2.6%の上昇に踏みとどまり、21年前半以来の低い伸びに落ち着いている。
 いずれにせよ、目先は今週発表される重要指標(2月のISM製造業・非製造業景況指数や雇用統計など)をにらみながら神経質な値動きを強いられよう。


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