詳細
検索 (期間指定)
期間

2025/08/26 08:37 NEW!!

米国株大引け概況(詳報): 反落、ディフェンシブ銘柄が軟調 無料記事

 週明け25日のNY株式市場は、総じて軟調な展開。主要指標のダウ平均が前営業日比349.27ドル(0.77%)安の4万5282.47ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が47.25ポイント(0.22%)安の2万1449.29ポイントとそろって反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、27.59ポイント(0.43%)安の6439.32ポイントと反落で引けている。
 先週末22日にパウエルFRB議長の講演を材料に買われた後、控えめだが幅広い利益確定売りに押された格好。9月の利下げ期待が高まるなかで22日に急伸した小型株の反落が散見された(小型株を代表するラッセル2000指数は0.96%安)。米国債も反落し、2年債利回りが3.72%(↑0.02ポイント)、10年債利回りが4.28%(↑0.03ポイント)とやや上昇している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が軒並み下落(コミュニケーション、エネルギーのみ上昇)。生活必需品、ヘルスケア、公益といったディフェンシブ銘柄を含む幅広いセクターが軟調だった。日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(@PG/U)が2.55%安、会員制・倉庫型店舗販売大手のコストコ・ホールセール(@COST/U)が1.77%安、医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が2.30%安、ファイザー(@PFE/U)が2.86%安、再生可能エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が1.31%安と値を下げている。また、飲料大手のキューリグ・ドクターペッパー(@KDP/U)は11.48%安と急落。欧州のコーヒー会社、JDEピーツを157億ユーロで買収すると発表したことで財務負担の増加が警戒された。
 一方、一部の大型ハイテク株は底堅い動き。今週の決算発表が注目されているGPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.02%高と買われたほか、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が1.94%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.16%高と値を上げている(アルファベットは最高値を更新)。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース