2020/04/21 10:05
大引け概況(詳報): 反落、原油先物の急落を嫌気
週明け20日のNY株式市場は、原油の大幅な下落を受けて売られる展開。主要指標のダウ平均が前営業日比592.05ドル(2.44%)安の23650.44ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が89.41ポイント(1.03%)安の8560.73ポイントとそろって反落して取引を終えた。
翌21日に取引最終日を控えた5月限のWTI原油先物は、史上初のマイナス圏で終了(清算値は55.90ドル安の1バレル=マイナス37.63ドル)。需要の急減で受け渡し場所の貯蔵施設が近く満杯になると見込まれるなか、買い手の不在が売りに拍車をかけている。6月限も18%安の1バレル=プラス20.43ドルに急落した。
S&P500全11業種はすべて下落。なかでも、原油急落を受けてエネルギーや資本財、素材など景気循環セクターの売りが目立った。石油大手のエクソンモービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)がそれぞれ4.72%、4.13%ずつ売られたほか、航空機大手のボーイング(@BA/U)が6.75%安、重電大手のゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が4.83%安と値を下げている。ボーイングについては、シティの格下げが嫌気された。GEの航空機リース子会社が17日、ボーイングの「737MAX」69機の注文をキャンセルしたことも報じられている。
一方、先週最高値を更新したネット銘柄は逆行高。Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)がそれぞれ0.78%、3.44%ずつ上昇した。ネットフリックスは21日の決算発表を予定している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
翌21日に取引最終日を控えた5月限のWTI原油先物は、史上初のマイナス圏で終了(清算値は55.90ドル安の1バレル=マイナス37.63ドル)。需要の急減で受け渡し場所の貯蔵施設が近く満杯になると見込まれるなか、買い手の不在が売りに拍車をかけている。6月限も18%安の1バレル=プラス20.43ドルに急落した。
S&P500全11業種はすべて下落。なかでも、原油急落を受けてエネルギーや資本財、素材など景気循環セクターの売りが目立った。石油大手のエクソンモービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)がそれぞれ4.72%、4.13%ずつ売られたほか、航空機大手のボーイング(@BA/U)が6.75%安、重電大手のゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が4.83%安と値を下げている。ボーイングについては、シティの格下げが嫌気された。GEの航空機リース子会社が17日、ボーイングの「737MAX」69機の注文をキャンセルしたことも報じられている。
一方、先週最高値を更新したネット銘柄は逆行高。Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)がそれぞれ0.78%、3.44%ずつ上昇した。ネットフリックスは21日の決算発表を予定している。
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