2025/10/15 08:39 NEW!!
米国株大引け概況(詳報): まちまち、ナスダックとS&P500は反落 
14日のNY株式市場は、ハイテク株から非ハイテク株に資金が移動する展開。主要指標のダウ平均が前日比202.88ドル(0.44%)高の4万6270.46ドルと続伸する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が172.91ポイント(0.76%)安の2万2521.70ポイントと反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、10.41ポイント(0.16%)安の6644.31ポイントと小反落で引けている。
米中対立への懸念がくすぶるなか、急落して寄り付いたが、押し目買いが入るなかで主要3指数がじりじりと下げ幅を縮める流れだった(ダウ平均はプラス転換)。中国商務部がこの日、韓国の造船会社ハンファ・オーシャンの米国子会社5社に制裁を科すと発表したことは気掛かり材料。トランプ大統領が前日、SNSに「中国のことは心配するな、大丈夫だ」などと投稿したことで市場に浮上した楽観論が後退している。ただ、この日はパウエルFRB議長が数カ月以内にバランスシート縮小を停止する可能性を示唆するなど、市場で追加緩和に対する期待感も維持されていた。
セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇。ディフェンシブな生活必需品や公益、景気動向に敏感な資本財、素材、金融などのセクターが堅調だった。寄り付き前に決算を発表した金融株の反応は総じて良好。ゴールドマン・サックス(@GS/U)が2.04%安、JPモルガン・チェース(@JPM/U)が1.91%安と軟調だったが、ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が7.15%高、シティグループ(@C/U)が3.89%高、ブラックロック(@BLK/U)が3.39%高と値を上げている。このほか、オープンAIとの提携を発表した小売大手のウォルマート(@WMT/U)が4.98%高と急伸した。
一方、大型ハイテク株を含む情報技術、一般消費財、コミュニケーションの3業種は下落。AI関連銘柄が利益確定売りに押され、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.40%安、半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が3.52%安、業務用ソフト・クラウド大手のオラクル(@ORCL/U)が2.92%安と値を下げた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米中対立への懸念がくすぶるなか、急落して寄り付いたが、押し目買いが入るなかで主要3指数がじりじりと下げ幅を縮める流れだった(ダウ平均はプラス転換)。中国商務部がこの日、韓国の造船会社ハンファ・オーシャンの米国子会社5社に制裁を科すと発表したことは気掛かり材料。トランプ大統領が前日、SNSに「中国のことは心配するな、大丈夫だ」などと投稿したことで市場に浮上した楽観論が後退している。ただ、この日はパウエルFRB議長が数カ月以内にバランスシート縮小を停止する可能性を示唆するなど、市場で追加緩和に対する期待感も維持されていた。
セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇。ディフェンシブな生活必需品や公益、景気動向に敏感な資本財、素材、金融などのセクターが堅調だった。寄り付き前に決算を発表した金融株の反応は総じて良好。ゴールドマン・サックス(@GS/U)が2.04%安、JPモルガン・チェース(@JPM/U)が1.91%安と軟調だったが、ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が7.15%高、シティグループ(@C/U)が3.89%高、ブラックロック(@BLK/U)が3.39%高と値を上げている。このほか、オープンAIとの提携を発表した小売大手のウォルマート(@WMT/U)が4.98%高と急伸した。
一方、大型ハイテク株を含む情報技術、一般消費財、コミュニケーションの3業種は下落。AI関連銘柄が利益確定売りに押され、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.40%安、半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が3.52%安、業務用ソフト・クラウド大手のオラクル(@ORCL/U)が2.92%安と値を下げた。
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