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2024/12/16 08:28

米国株大引け概況(詳報): もみ合い、ブロードコムは24%高 無料記事

 先週末15日のNY株式市場は、上値の重い展開。主要指標のダウ平均が前日比86.06ドル(0.20%)安の4万3828.06ドルと小幅に7日続落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が23.88ポイント(0.12%)高の1万9926.72ポイントと小反発で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、0.16ポイント(0.00%)安の6051.09ポイントとほぼ横ばいで引けている。
 一部半導体銘柄の急騰を受けて主要指数は高く寄り付いたものの、支援材料不足で前日終値近辺まで戻す流れ。金利の上昇を受けて買いの動きが抑制されている。10年債利回りは4.40%(↑0.07ポイント)に上昇した。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が下落。コミュニケーションや素材、エネルギーといったセクターが軟調だった。SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が1.66%安、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.11%安と値下がりしたほか、鉄鋼大手のニューコア(@NUE/U)が4.69%安、リチウム大手のアルベマール(@ALB/U)が3.79%安、産金大手のニューモント(@NEM/U)が3.22%安と売り込まれている。
 一方、大型ハイテク株を含む情報技術、一般消費財など4業種は上昇。なかでも決算内容や経営陣のコメントを受けて半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が24.43%高と急騰したほか、マーベル・テクノロジー(@MRVL/U)が10.79%高、台湾積体電路製造(TSMC:@TSM/U)が4.98%高と連れ高した(SOX指数は3.36%高)。また、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.25%安と下げたものの、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が4.34%高、ビッグデータ分析大手のパランティア・テクノロジーズ(@PLTR/U)が3.92%高と買われている。


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