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2025/07/02 08:40 NEW!!

米国株大引け概況(詳報): ダウ4日続伸、ナスダックとS&P500は反落 無料記事

 7月1日のNY株式市場は、まちまちの動き。主要指標のダウ平均が前日比400.17ドル(0.91%)高の4万4494.94ドルと4日続伸する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が166.84ポイント(0.82%)安の2万202.89ポイントと反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、6.94ポイント(0.11%)安の6198.01ポイントと反落で引けている。ただ、小型株を代表するラッセル2000指数は22.50ポイント(1.04%)高の2197.54ポイントと上昇した。
 第3四半期の初日ということもあり、ここ2カ月ほど好調だったハイテク関連セクターを売り、出遅れ銘柄・バリュー株などに資金を移動させるセクターローテーションの動きが見られた。投資家らは、トランプ政権の税制・支出法案の動向、パウエルFRB議長の最新の発言、相互関税の動向――などに気を配っている。なお、今週は3日が半日取引、4日が独立記念日で休場となる予定だ。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇。素材やヘルスケアなど幅広いセクターが買われた。医療保険大手のユナイテッドヘルス(@UNH/U)が4.54%高、バイオ医薬大手のアムジェン(@AMGN/U)が4.05%高、塗料大手のシャーウィン・ウィリアムズ(@SHW/U)が3.48%高、再生可能エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が5.24%高、カジノ大手のラスベガス・サンズ(@LVS/U)が8.89%高、化粧品大手のエスティ・ローダー(@EL/U)が5.33%高と値を上げている。
 一方、大型ハイテク株への利益確定売りが目立ち、情報技術とコミュニケーションの2業種は下落。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.97%安、半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が3.96%安、ビッグデータ分析大手のパランティア・テクノロジーズ(@PLTR/U)が4.14%安、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.56%安、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が3.40%安と値を下げた。また、マスク氏とトランプ大統領の舌戦が再開したことを受け、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が5.34%安と急落している。


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