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2025/02/19 09:00

米国株大引け概況(詳報): 小幅高、S&P500は最高値 無料記事

 3連休明け18日のNY株式市場は、景気敏感株や一部半導体銘柄などを中心に強含む展開。主要指標のダウ平均が前営業日比10.26ドル(0.02%)高の4万4556.34ドルと小反発し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が14.49ポイント(0.07%)高の2万41.26ポイントと小幅に4日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、14.95ポイント(0.24%)高の6129.58ポイントと小反発で引け、小幅ながら最高値を更新している。
 引け際に買い意欲が増したが、それまでは特段の新規材料が無いなかでやや軟調な流れ。この日発表された2月NY連銀製造業景気指数が-12.6→5.7(市場予想:約0)に上昇し、2月のNAHB住宅市場指数が47→42(市場予想:約46)に低下したが、市場の反応は限定的だった。先週末に低下していた長期金利を代表する10年債利回りは4.55%(↑0.07ポイント)に上昇している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇。景気動向に敏感なエネルギーや素材などのセクターを中心に幅広い銘柄が買われた。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.75%高、鉄鋼大手のニューコア(@NUE/U)が3.45%高、化学大手のダウ(@DOW/U)が2.71%高、農機大手のディア(@DE/U)が4.44%高と値を上げている。また、一部の半導体・ハイテク株も高い。分割観測でインテル(@INTC/U)が16.06%高と買われたほか、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が7.30%高、IT機器大手のデル・テクノロジーズ(@DELL/U)が5.21%高、スーパー・マイクロ・コンピューター(@SMCI/U)が16.47%高と急伸した。
 一方、大型ハイテク株を含むコミュニケーション、一般消費財など3業種は下落。前週末まで20連騰していたSNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.76%安と値を下げたほか、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が2.15%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が0.89%安、医療保険大手のユナイテッドヘルス(@UNH/U)が4.35%安と売られている。


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